ECSクエリキャッシュ+ビューポートギズモGPU駆動化+fx-math独立パッケージ
エンジンのECSレイヤーがアーキタイプマッチクエリをキャッシュし、大規模シーンで最大3倍高速なイテレーションを実現。ビューポートギズモ(移動/回転/スケールハンドル)がCPU側の即時モードからGPU駆動のインスタンス化パイプラインにリファクタリングされ、フレームごとのJSオーバーヘッドが解消。共有数学ライブラリがスタンドアロンのfx-mathパッケージとして抽出され、エンジン・エディター・CLIサブリポジトリ間で再利用可能に。マテリアルシステムがホットリロードをサポートし、PBR調整がPlayモードに再入場せずに即座に反映。シーン階層パネルがマルチルートドラッグ&ドロップに対応し、一括エンティティ再編成が可能に。
エンジン:アーキタイプインデックスによるECSクエリキャッシュ
ECSランタイムがフレーム間でアーキタイプマッチしたコンポーネントクエリをキャッシュするようになりました。以前は world.query(Position, Velocity) の呼び出しのたびに毎ティック完全なアーキタイプスキャンを実行していました。エンジンは初回クエリ時にアーキタイプインデックスを構築し、アーキタイプの追加・削除時のみ無効化します。10k以上のエンティティを持つシーンで、イテレーションスループットが最大3倍向上しました。
エディター:ビューポートギズモをGPU駆動パイプラインにリファクタリング
3Dビューポートの移動・回転・スケールギズモが、CPU側の即時モードCanvasオーバーレイからGPU駆動のインスタンス化レンダリングパイプラインに書き換えられました。各ギズモハンドルは単一のインスタンス化描画コールとなり、カラーIDフレームバッファによるデプステストピッキングを実現。密集シーンでのオブジェクト操作時のフレームごとのJavaScriptオーバーヘッドが解消されました。
サブリポジトリ:fx-mathをスタンドアロンパッケージとして抽出
エンジンコア、エディター、CLIパッケージに重複していた数学プリミティブ(Vec2、Vec3、Vec4、Mat4、Quat、AABB、Rayなど)がスタンドアロンの fx-math パッケージに抽出されました。3つのサブリポジトリすべてがこの単一のソースに依存するようになり、エンジン側とエディター側の数学ライブラリの乖離が解消され、合計バンドルサイズが約40KB削減されました。
エンジン:マテリアルシステムのホットリロード
InspectorでのPBRマテリアルパラメータ(アルベド、ラフネス、メタリック、ノーマルマップなど)の編集が、Playモードを停止・再起動せずにビューポートで即座に反映されるようになりました。エンジンがマテリアルアセットのファイルハンドルを監視し、変更時にGPUリソースの再アップロードをトリガーします。
エディター:シーン階層パネルのマルチルートドラッグ&ドロップ
シーン階層パネルで複数のルートレベルエンティティを同時に選択してドラッグできるようになりました。Ctrl+クリックまたはShift+クリックで複数選択し、選択全体をドラッグして新しいノードの下に再ペアレントしたり、階層内で並べ替えたりできます。